- 「いつまで経っても英単語が覚えられない。。効率的に覚える方法は無いかなぁ?」
- 「単語帳がいっぱいありすぎてどれが良いかわからない!」
そんな疑問に答えるべく記事を書いてみました。
英単語の学習はシンプルに「暗記」です。
1、2回の出会いで英単語を完璧に覚えようとする取り組みは辞めるべきです。
「忘れて当然」と思って何度も繰り返し同じ単語に出会って、「長期記憶」に刷り込むようにして下さい。
最初はうろ覚えで結構なので、何度も何度も出会った結果、最終的に覚えればOKです。
本記事で詳しく紹介していきます。
英単語が覚えられない!効率的な勉強法は暗記です
英単語の学習法はシンプルに「暗記」です
まず最初に理解しないといけないのは、英単語の効率的な学習法は「暗記しかない」ことです。
英文法は暗記では無く理屈を理解しイメージに刷り込むことがおすすめの学習方法ですが、英単語に関してははっきり言って暗記してしまうのが、一番効率的です。
時間があれば、ラテン語を勉強すると単語の起源や考え方などを理解することも出来ますが、時間がかかりすぎます。
一通り覚えた後に、定着させるために単語の起源などを理解するのは良いと思いますが、効率性を求めるなら、シンプルに暗記がおすすめの学習法です。
英単語をじっくり覚えるのは非効率!何度も出会い覚える
「暗記は苦手だなぁ~」と拒否反応が出る方もいるかもしれません。
ハッキリ言って、私も暗記そのものは凄く苦手で拒否反応が出てしまいます。。
英単語の暗記と言えば中学校や高校の試験前にやっていた、一つの単語をじっくり覚える方法を思いだします。。
しかも英単語を見て日本語が出てくるだけでなく、日本語から英単語が出るように暗記していたと思います。
更に書けることも求められていたので、ノートに一つずつ書き出してスペルを丸ごと覚えていました。
何カ月も掛けてようやく数百語の単語を覚えていたと思います。この方法で暗記した単語を今現在どのくらい記憶しているでしょうか?
語呂合わせで印象的なものはいくつか覚えているかもしれませんが、多くの方はほとんどの単語を忘れていると思います。
これは脳が英単語を短期的な記憶としているからです。
例えば、年に数回しか行かない飲み屋さんなどでは、お店の人からするとあなたは常に「初めまして」のお客さんになります。
これはお店の人があなたのことを短期記憶として認識しているため、覚えてない状態になります。
では、お店の人があなたのことを覚えてくれるにはどうした良いか?
簡単に言えば、何度も通うことですね。
毎日行っている場合はお店の人と顔なじみになり、「いつもの!」と注文できる間柄になりますね。
そんな関係性になると、仮に数カ月行けなくても、次に行ったときに「あれ?久しぶりですね!」と覚えてもらっていると思います。
これはお店の人があなたのことを短期記憶ではなく、長期記憶として覚えているので、ちょっと行かなくても忘れなくなります。
英単語も一緒です。
一度だけの出会いでじっくり覚えても短期記憶にしかならず、すぐに忘れてしまいます。
逆に何度も何度も出会った単語は短期記憶から長期記憶として認識することになり、忘れなくなります。
単語の覚え方も「一回の出会いで覚えることなんて不可能!」と割り切って、何度も出会いながら覚えるようにしましょう
英単語の具体的な覚え方
何度も出会いながら単語を短期記憶から長期記憶とすることで、効率よく覚えることが出来ます。
ただし、ただ単に出会うだけではさすがに覚えないので、出会ったタイミングで、なんとなく覚えたという「うろ覚え」の状態として下さい。
単語帳をみて分からない単語があれば、答えを確認して
「あ、この単語○○っていう意味なんだ。発音はこんな感じかな」となれば次に行きましょう。その程度で結構です。
ノートに書き出したりしてスペルも丸ごと覚える必要はありません。
一日に100-200個ほどこの感じで出会って下さい。
「100個も200個も無理だよ~」
と思うかもしれませんが、上に書いたようなうろ覚えの状態で結構ですので、1単語当たり数秒~数十秒程度です。
100~200個勉強しても15分~30分程度で終わります。
大切なことは、1週間同じ100~200個の単語を勉強することです!
月曜日から日曜日まで同じ100~200個に対して勉強すれば、覚えるようになります。
ここで「覚えた」とはどのような状態かと言うと、「英語を見てすぐに日本語訳が思い浮かぶ状態」です。
英会話では相手は待ってくれません。どんどん英文が流れるなかで、
「今の単語の意味は何だったかな~」と考えていると、会話についていけなくなります。
これはTOEICのL&Rテストも同様です。どんどんナレーションが流れていくので、一瞬で意味を頭に思い浮かべる必要があります!
一方で、中学校や高校で勉強したときのように、日本語をみて英語が出るようにする必要はありません。
所説ありますが、日本語→英語を覚えるのにかかる労力は英語→日本語で覚えるのに対して数倍かかるそうです。
また、書いて覚える必要もありません。スペルを覚えて掛けるようになるのは好ましいですが、一先ず英会話のために習得するのであれば、書ける必要はありません。
スペルも間違うことなく書けるようになるまで覚えると、時間がかかりすぎて非効率です。
英語学習の効率が落ちるので、英語→日本語が分かればそれで充分です。1週間ごとに覚える単語を変えて、1カ月のうち3週間はこの方法で勉強して下さい。
最終週は3週間で学習した単語を振り返る一週間にして下さい。
最後の週は出会う単語の数が通常の週の3倍になりますが、ほとんど覚えた単語なので、時間もかかりません。流し読みに近い状態になっているとおもいます。
まとめると以下の様になります。
- 第1週~第3週:月曜日~日曜日まで毎日同じ単語のセット(100~200語)に目を通して覚える
- 第4週:第1~3週までに覚えた単語のセットの総復習を行う。1日に300-600単語を確認する。
英単語のおすすめ教参考書とアプリを紹介
ここでは英単語学習におすすめの参考書やアプリを紹介します。
単語帳には以下の2つのパターンがあります。
- 単語を「単独」で覚えるもの
- 「文章の中」で単語を覚えるもの
どちらでも問題無いと思いますが、英語初心者の方は「単語を単独で覚える」ものの方が効率的です。
文章の中で単語を覚えるものは、文章を覚えることでそのまま単語もセットで覚えることが出来るメリットがありますが、文法や構文などが理解出来ていないと、覚えにくく効率が下がる場合があります。
英単語勉強におすすめの参考書
英単語を覚えるのにおすすめの参考書は「アルク」のキクタンシリーズです。
英語を始めたばかりの初心者からTOEIC満点取得を目指す上級者までと非常に幅広くレベル分けがされています。
キクタンシリーズの一部を紹介します。
- 改訂版 キクタン 【Entry】 2000
- 改訂第2版キクタン【Basic】4000語レベル
- 改訂第2版キクタン【Advanced】6000語レベル
- 改訂第2版キクタン【Super】12000語レベル
今の自分に合ったもの、もしくは少し背伸びしたものを選んでみて下さい。
文章の中で単語を覚えるものには以下の二つがおすすめです
DUO3.0は私が学生の頃お世話になった英単語帳で、1文の中に覚える対象の英単語が散りばめられています。私は大学受験の時この1冊をマスターしただけで、センター試験が8-9割とれるようになりました。元々、4割程度しか取れなかったのですが、、
速読速聴・英単語もレベル分けがされていて、あなたに合ったものを選ぶことが可能です。
繰り返しになりますが、英語を始めたばかりの初心者の方は単語を「単独」で学習することが出来るキクタンシリーズの方がおすすめです。
中級以上の方でリスニング力も合わせてあげたい方はDUO3.0などの「文章の中」で単語を学ぶ方がおすすめになります。
英単語勉強におすすめのアプリ
次に英単語学習に向いたアプリを紹介します。
- アルクのキクタンアプリ
- 【スタディサプリ ENGLISH】
アルクのキクタンでは専用のアプリもあります。
キクタンの書籍版に収録されている全単語を勉強することが可能です。苦手な単語を集中記憶する「フィルタリング学習法」などもあり、効率的に覚えられる仕組みになっています。
記憶に定着させるために、「クロスワードパズル」などのゲームもあるので、楽しく学習することができますね。
次に、リクルートが提供するスタディサプリシリーズです。
私は現在スタディサプリENGLISH(TOEIC対策コース)
を受講していますが、この中にある「TEPPAN英単語」と言う単語学習コースが秀逸です。
TOEICに頻出する単語がレベル別に1500語用意されており、4択問題で日本語訳を選択し解いていく学習方法になります。
私はこのTEPPAN英単語を毎日のように朝晩とゲーム感覚で取り組んでいます。
過去にTOEICで900点を超えたので、英単語については自信がありましたが、改めて勉強すると長期記憶として蓄積出来て無い単語も多く、必死に復習しています。
このスタディサプリENGLISH(TOEIC対策コース)はTOEICのL&Rテストのスコアを伸ばしたい方には必須のアプリです。
めちゃくちゃおすすめのアプリです。
英単語が覚えられない方におススメの学習方法-まとめ
英語学習の基礎力の一つである、英単語の学習方法についてまとめてみました。
一度出会った程度では単語は短期記憶としか覚えることが出来ず、すぐに忘れてしまいます。
何度も何度も出会う機会を増やして、長期記憶として蓄積できるようにする必要があります。
最初はうろ覚えで結構ですが、最終的には単語をみたら即座に日本語訳が出てくるレベルまでにして下さい。
日本語→英語まで覚える必要はありません。何も見ずに書けるようになる必要もありません。
英会話で使うことを意識して、効率的に学習しましょう。
一日に100~200個の単語に出会い、1週間繰り返し、3カ月で1000個程度、半年で2000個程度覚えてみて下さい。
あなたの英語力は一段階も二段階も上のレベルに到達しますよ!