「英語学習を始めたけど仕事やプライベートのことで集中力が続かない」
「集中力を高める具体的な方法はないかな?」
そんな「英語学習に集中できない」という悩みについて記事を書いてみました。
結論、英語学習に集中するためには次の2点が大切です。
- 満足感や達成感を得られるご褒美を設定する
- 落ち着いて勉強できる環境を設定する
この2点を設定することで、劇的に英語学習に対する集中力がUPします。
決して難しい事ではなく、簡単にできるのであなたなりの「ご褒美」と「環境」を設定してみてください
英語学習に集中できない!依存状態を作れ
英語学習に集中できないと効率的な学習方法も効果無し
「今日から頑張って英語学習するぞ!」
そう意気込んでいざ英語学習を始めても思った様に集中できず学習がなかなか進まないことが多いと思います。
独学で勉強を始めた場合、誰かに管理されている訳では無いので
「仕事やプライベートのことが気になる」
「ちょっとスマホをいじってみようかな」
と目の前の英語学習を横においてついつい別のことを考えたり、他の誘惑に負けてしまい学習を中断することがあると思います。
気が付けばあっという間に時間が過ぎていて、今日学習した「はず」の内容が全然頭に入って無かったり、全く進んでなかったり、なんてこともあるのでは無いかと。
英語学習だけでなく他の資格試験に関して同じことが言えますが、せっかく効率的な勉強方法を学んでも集中して取り組まなければ、一向に目標を達成することが出来ません。
英語学習に集中するには「依存」すること
英語学習の集中力を高めるためには「依存している状態」を作ることが大事です。
依存と聞くと、アルコール依存症やギャンブル依存症など、あまり良いイメージが無いかもしれません。ただ、依存状態と言うのは「入れ込んだ状態」という風に考えれば、集中力も向上することが分かるのではないでしょうか?
依存症という言葉は少々ネガティブなイメージがあるので、英語学習に「入れ込んでいる状態」と考えて下さい。
この状態を作りだせば、集中力を高めることができます。
ちなみに脳科学的な観点で言うと、入れ込む状態を作るためには、脳内にある「A10神経系」と呼ばれものを活性化させることがポイントであると言われています。
この「A10神経系」をいかに活性化させ、入れ込んだ状態を作るかが集中力向上のカギになります。
英語学習を向上させる集中方法
英語学習に入れ込こみ集中した状態を作るため、ご褒美と落ち着いて勉強できる環境を設定することがポイントです。
脳科学的にも「入れ込んだ状態」=「A10神経系が活性化した状態」を作り出すにも「報酬」と「癒し」が必要と言われています。
満足感や達成感を得られるご褒美を設定する
あなたが満足感や達成感を得られるようなご褒美には何があるでしょうか?
「英語力をアップさせて留学に行って、色々な経験がしたい」など大きな目標を達成したときに得られるご褒美でも良いと思います。
大きな目標だけではなく
「この問題を終わらせたら、お菓子を食べよう」
「ここまで終わらせたら、ビールでも飲もう」
などもう小さなご褒美でも良いと思います。
いずれにしても「これが出来たらご褒美がある!」と決めておくことで集中力がアップします。
一つだけ注意したいのが、「英語力を向上させて人事評価を上げてやる!」という目標設定した場合です。
この場合行き過ぎると「英語学習しなくてはならない」と言った自分を追い込んでしまう状態になります。そうすると、逆に英語学習することが苦しくなってきます。
ご褒美設定のポイントはあなた自身が「楽しい」「うれしい」と素直に思える要素を入れることです。
落ち着いて英語学習できる環境を設定する
もう一つの「入れ込んで集中した状態を作る」ポイントが、落ち着いて勉強できる環境を整えることです。
入れ込んだ状態を作り出すためには、A10神経系を活性化させる必要があります。A10神経系を活性化させるにはご褒美とあわせて「癒し」が必要です。
この癒しを生み出す方法として、落ち着いた集中できる環境を作ってあげる必要があります。
英語学習をしていても常に
- 仕事のことが気になる
- 家族のことが気になる
- 周りの雑音が気になる
このような環境だと決して落ち着いた環境とは言えませんよね?A10神経系の活性化に必要な「癒し」もこのような環境では得られることは無いと思います。
出来るだけ、雑音が少ない英語学習に集中できる環境を設定する必要があります。
英語学習に集中できないときの具体策!
- 「ご褒美と環境の設定は分かったけど具体的にどうするの?」
- 「環境なんて言うけど、そんなに簡単に集中できる場所なんて確保できないよ」
一人暮らしであったり、都会に住んでたりすると環境の確保などしやすいと思いますが、英語学習者が全員同じ状況とは限りません。
あなたご自身が良いと思うご褒美や環境を設定すれば良いと思いますが、参考までに私や私の知り合いの事例を紹介したいと思います。
私は留学したいという目標があったので、社内の留学基準TOEIC730点を取得することを目標としていました。
そのため、2ヶ月に1回はTOEIC試験を受験しスコアを定期的に測定していました。毎回TOEIC試験を終えたら、大好きな焼き肉店に外食に行くことを楽しみにしていました。
環境設定には苦労しました。
近くにカフェなど無かったですし、結婚して家族もいたので自宅でも簡単に集中する環境は作れませんでした。
そこで思いついたのは「早朝学習」です。
早朝であれば平日、休日関係なく家族も寝ていますし、テレビもニュースくらいしかありません。
リラックスして集中するには最適な環境でした。
夜は寝る前の30分間を英単語学習に当てて10時半には就寝して、朝4時に起きて学習をすることにしました。朝は主に単語の復習、文法やリスニングのトレーニングを行っていました。早朝学習は頭がスッキリしていて、本当に集中できておすすめです。
次に私の友人のケースを紹介します。
一人の友人は図書館をよく利用していました。周りには受験生もいるので、一緒に勉強している雰囲気が集中できると言っていました。
自宅での学習は一人になるので、誘惑も多いですよね。英語学習だけでなく、受験勉強や資格試験などで頑張っている方が周りにいると「自分もやらなきゃ」と良い刺激になります。
Twitterでも英語学習の取り組みを発信していて、
- 毎日〇〇時間勉強する
- 次のTOEICでは○○点を目標とする
などあえて自分を追い込むように宣言し、結果もちゃんと報告していました。
目標を達成したときは、フォロワーから「おめでとう!」とコメントをもらったり「いいね!」をしてもらったりしていて凄く励みになったと言っていました。
「応援してくれる」というご褒美をもらうことで、集中力が向上していたのだと思います。
ただし、この方法は自分を追い込む結果にもなりかねませんので、ほどほどが良いと思います。
もう一人の友人は近所のカフェをよく利用すると言っていました。
甘いものが好きなその友人は、最初にコーヒーだけ注文して席に座り勉強を開始し、目標を達成したらデザートを頼んで良い、とご褒美を設定していたようです。
カフェはお金もかかるのでコスパが悪いと感じるかもしれません。
でも、目的は英語学習に集中して取り組める環境を設定することです。多少コスパが悪くても、集中できない環境でいつまで経っても英語学習が進まない方がよっぽどコスパが悪いです。
あなた自身が英語学習に集中できる環境を設定するのに一定のコストを掛けたほうがいい場合は、遠慮せずに積極的にお金を出してでも作り上げて下さい。
英語学習に集中できない-まとめ
英語学習の集中力を向上させるには、「入れ込める状態」を作るためのご褒美と環境設定が大切です。
TOEICや英検などの具体的な目標や、留学や海外赴任などの大きな目標を設定しつつ、日ごろの学習が続くようにご褒美を設定してみて下さい。
食べ物でも良いですし、SNSで仲間を見つけて公言しても良いですし、あなたにとって「楽しい」や「うれしい」を感じられるものであれば何でもOKです。
落ち着いて学習に集中できる環境設定も大切です。
身近に図書館やカフェがあれば、利用してみるのもおすすめです。学習場所が無い方は私のように学習する時間を工夫するのも良いと思います。早朝学習は頭がスッキリして集中力も増しますよ。
ぜひ、あなたにとって最適な英語学習に「入れ込める状態」を作りだせる、ご褒美と環境を設定してみて下さい。