そんな悩みや疑問について「理系が英語を学びたい!おすすめ勉強法を教えます」という記事を書いてみました。
結論、英語は付け焼刃の勉強で習得できません。英語から遠ざかっているのであれば、基礎から徹底的に勉強して下さい。
基礎から集中して勉強すれば、3カ月もあれば英語を使えるようになります。
間違っても
- 発音
- 文法
- 単語
- リスニング
- 簡単なフレーズ
を学ばないうちからオンライン英会話や英会話教室に通うようなことはしないでください。
オンライン英語や英会話教室を受講が威力を発揮するのは、基礎力をしっかり身につけてアウトプット出来る力を養った後です。
理系の技術者や研究開発部門の方なら基礎力とあわせて専門用語の英語表現を覚えるようにして下さい。
たどたどしい英語でも製品や図面などの実物と専門用語を使うだけで通じる場合もあります。
専門用語の英語表現は仕事で使っている
- 論文
- 特許
- 仕様書
- 技報
- 書籍
などの専門書籍から学ぶようにしましょう。
専門知識+英語力=最強です!英語を学ばなければならない環境になったら、チャンスと捉えしっかり身につけましょう!
理系が英語を学びたい!おすすめ勉強法を教えます
英語が必要な職場に異動したらチャンスと思え!
「新しい職場で英語が必要だと言われたけど、いったい何から始めれば良いんだ?」
会社の人事というのは非情なもので、これまで英語を全く使わなかった人でもある日突然英語が必要になる異動があります。
前の上司からは
「まぁ、行ってみれば何とかなるよ」
などと無責任な発言をもらいつつ。
あなたが望んでなくても英語が必要となれば、身につける必要があります。
見方を変えて、「英語を身につけるチャンスだ!」と考えてはどうでしょうか?
専門知識を持っている技術者が英語力を身につければ鬼に金棒です。
海外案件に対応できる人材として、会社の中で重宝されることになるのは当然です。
もはや人材では無く人財ですね。
会社が傾いたり、あなたが会社のことが嫌になっても専門知識+英語力だけで転職のチャンスがいくらでも転がっています。
企業の採用担当からすると仮に専門分野で同じレベルの技術者2名と採用面接した場合に
Aさん:「品質保証部で〇年間務めていました。」
Bさん:「品質保証部で〇年間務めていました。TOEIC800点を取得していて、海外の工場に配属になっても大丈夫です。」
明らかにBさんを採用しますよね。国内のみならず海外の工場の品質保証としても対応できます。監査対応で海外対応することも可能ですし。
英語を強制的に学ぶ環境に身を置くことになったら、チャンスと捉えてこの機会に「英語ができる人財」になりましょう!
基礎力を磨くことから開始すること!
「英語を身につけると言っても、何から始めたらいいのだろう。英会話教室に通うか、オンライン英会話を受講するか?」
あなたが英語学習から遠ざかっている場合、いきなり英会話教室に通うことやオンライン英会話を受講することはおすすめしません。
3カ月も経つと、全く英語力が伸びていない自分に気が付きます。
「講師の先生の話がなんとなく聞き取れる様になったけど?」
同じ先生に習っていると聞き取りやすくなっていると思います。
先生に意見を求められたときに答えることが出来るでしょうか?
テキストを読み上げているだけ、問題の解答を選択肢や単語で答えているだけでは何年たってもあなたの意見を述べることが出来るようにはなりません。
言われたことに答えるという「受け身の学習」では使える英語にならないのです。
最初の3カ月ほどかけて以下の英語の基礎力を身につけた上で、英会話教室やオンライン英会話を受講しアウトプット力を伸ばす様にして下さい。
- 発音
- 文法
- 単語
- リスニング
- 簡単なフレーズ
「忙しいのに帰宅した後に、独学で英語勉強なんてできないよ」
英会話教室に通うことで英語学習のモチベーション維持になることがあります。
グループレッスンなどで周りの受講生を意識して切磋琢磨することが出来るのであれば、英会話教室に通うことも一つの手です。
ただし、英会話教室だけでは受け身になりやすく圧倒的にインプット量が足りません。
レッスンとは別に必ず独学でインプットする学習を行い、基礎力を養って下さい。
それでも学習が困難な場合は、「マンツーマンコーチング」の受講を検討することをおすすめします。費用が掛かりますが、必ず効果が出ます。
有名なところだと、以下の様なところです。
- プログリッド
- トライズ
- ライザップ イングリッシュ
- スパルタ英会話
あなた専用のコーチが付き英語力を伸ばすカリキュラムを組んでくれ、進捗管理をしてくれます。
いずれにしても、英語の基礎力を身につけず英会話が出来るようになるほど英語学習は甘くありません。
私も基礎の大切さに気付く前は、週1回の英会話レッスンの受講と、通勤時に英語ニュースやラジオを聞き流すだけの勉強をしていました。
TOEICに関しては問題集をただひたすら買い揃え解きまくる学習・・・。
どれ一つ英語力の向上に結び付きませんでした。私はこれで1年近く無駄に過ごしていました。
最初から謙虚に基礎力を身につけておけば、どれだけ学習時間を短縮できたかと思うと悲しくなります 汗
他の英語学習のサイトなどものぞいてもらえば分かりますが、短期間でTOEICの高得点を取得した人や英会話をマスターした人は、必ず徹底的に基礎力をつけるところから始めています。
短期集中で基礎力を身につけるところから英語学習を始めて下さい。
基礎力を身につけたらアウトプット力を磨く
3カ月ほど基礎力を身につけたら、英会話教室やオンライン英会話を受講してこれまでインプットしてきた英語の知識を「使える英語」に変えるトレーニングを行って下さい。
レッスンに慣れるまではカリキュラム通りに受講すれば良いと思います。
慣れてくると、フリートークの時間を積極的に持ち、あなたが考えていることをスモールトークで議論してみて下さい。
仕事で悩んでいることでも良いですし、趣味の話でも結構です。10分ほど時間をもらって会話するようにしましょう。
「フリートークはハードルが高いな・・・」
そう感じる場合は質問を積極的にするようにして下さい。
- 「なぜこの表現になるのか?」
- 「こう使う場合にはどのように言えばいいのか?」
- 「カジュアルすぎないか?フォーマルに言う方法は無いか?」
なんでも結構です。
疑問に思ったことをどんどん聞いてみて下さい。
英語で質問することは仕事でも役に立ちます。相手が説明していることに興味を持って質問することはコミュニケーションの基本ですからね。
専門分野の英語表現の学び方
専門分野の英単語や表現は専門書から学べ!
技術系の仕事の場合、文法など多少間違えていても専門分野の単語を並べるだけで英語でのコミュニケーションをとることが出来ます。
扱っている製品を目の前にして議論をする場合など、なおさら意思疎通をしやすくなります。
私が現在所属する部署では契約書などを見ながら時系列を正確に伝えないといけないのでかなり大変です。
今に比べると研究者の頃の方が、圧倒的にコミュニケーションをとりやすかったです。
それだけ技術者の英語には「専門用語」というアドバンテージがあります。
書店やAmazonで売られている英語学習の教材では、技術的な専門用語の英単語などなかなか出てきません。
専門用語の英語表現を覚えるには、論文や技報、仕様書、特許、専門書籍など普段業務で使っているものが一番勉強になります。
下手に教材など購入する必要はありません。
普段は業務の情報を取るために使用している書籍類に対して英語勉強のつもりで、よく使う単語を選んで、オリジナルの単語帳を作成して下さい。
書き言葉と話し言葉は決して同じではありませんが、論文などで書かれている表現はフレーズとしても使うことができます。
例えば、「図〇には△△の□□の依存性を示す」など図表の表現は口語でも使えたりします。
有名人のスピーチでプレゼン方法を学ぶ
「お客さんの前や学会、シンポジウムでプレゼンをする必要があるから専門用語の英語を使った口語表現をもっと学びたい!」
そんな方にはTEDのスピーチがおすすめです。
私は元MITメディアラボで所長をされていた伊藤穣一氏のスピーチなどを参考にしていました。
早口ですが、日本人でも聞き取りやすくプレゼンの仕方もスマートで、語りだしや図表の説明の仕方など参考になるフレーズがたくさんあります。
またYouTubeには様々な著名人のスピーチを見ることが出来ます。
あなたの専門分野に比較的近い著名人の講演会やインタビューなどの動画を参考にフレーズや専門用語の使い方を学んでみて下さい。
理系が英語を学びたい!おすすめ勉強法を教えます-まとめ
技術者の方が異動で英語が必要になった場合、絶好の機会だと捉え英語を積極的にマスターしましょう。
専門知識があり英語ができる人は社内外で重宝されます。
英語学習から遠ざかっている場合、いきなり英会話教室やオンライン英会話を受講するのではなく、最初の3カ月は基礎力を身につけることを重視して下さい。
3カ月基礎力を身につけたら、オンライン英会話の受講や英会話教室に通ってアウトプット力を向上させましょう。
技術者の英語は「専門用語」というアドバンテージがあります。
専門用語の英語表現を覚えるのに書店で参考書を買う必要はありません。普段から読んでいる論文、技術誌、展示会の資料、書籍などから表現を学べば十分です。
プレゼンの勉強は「TED」などであなたの専門分野にできるだけ近い有名人の表現方法を学ぶ様にして下さい。
きちんと基礎学習から始めれば、1年間学習を継続すると留学や海外赴任などしなくても十分に英語が使える人になっています。
専門知識に英語力を兼ね備えた、どこでもニーズの高い技術者になることができますよ!