「日常英会話は出来るようになったけど専門的な話になると会話に入っていけない」
「海外のお客さんと会話の内容を理解するので精一杯。考えを説明できない」
そんな疑問や悩みについて「英語のスピーキング力を高める最強のメモ術」という記事を書いてみました。
結論ですが、初めて聞く英会話の内容を素早く理解するために「会話をメモして内容を要約したメモを作成する」トレーニングをおすすめします。
簡単なトレーニングですが、繰り返し実践することで専門的な内容であったり、初めてのお客さんとの会話にもついて行けるようになります。
スピーキング力とあわせて書く力「ライティング力」も身につくおすすめの方法です。ぜひ参考にしてみて下さい。
英語のスピーキング力を高める方法!「話す」「書く」のトレーニング不足は絶対NG
難しい単語や文法を知っていても英語が話せない
大学までの学生時代を含めると、10年程度英語を勉強してきたことになります。
大学受験ではかなり高度な英単語や英文法を学習したにも関わらず、英会話になるとさっぱり出来なくなってしまいます。
原因はこれまで受けた英語教育が「聞いて話す」という経験が不足してしまっているからです。
英語で会話する場面になると、相手が話した内容を理解するのに精いっぱいになって、会話が滞ってしまいます。
TOEICでハイスコアを取得しても
「実際のビジネスの場面では説明ができない!」などになってしまいます。
英語のスピーキング力には「話す」「書く」能力が重要
英語を聞いて理解し話す能力である、スピーキング力を高めるには「話す」能力と「書く」能力が必要です。
いわゆる英語を理解してアウトプットする能力が必要になります。
TOEICの試験ではリスニングとリーディングの能力を試す試験なので、内容をインプットして理解するところまでで問題ありません。
スピーキング能力を上げるには、インプットした英語の情報を理解し、更にその内容を別の人に話したり、メモを渡したりといったアウトプットすることが重要になってきます。
英語を聞いて、読んで理解し、話したり書いたりするトレーニングを積むことによって、文法や単語が適切に使えるようになります。
英語のスピーキング力を高めるならメモを書くのが最強です
「話したり、書いたりするのが重要なのは分かったけど、どうやってトレーニングするの?」
おすすめの方法は、英語のニュースやスピーチを聞いて、内容をメモすることです。
ポイントは単にメモをとることでは無く、聞いた内容を要約することです。
見出しなどをつけながら概要をノートにまとめていくと、インプットした英語の要点を整理して内容を掴むことが出来ます。
次にまとめた内容を他の人に話すようにして下さい。
話すときは出来るだけ次のことを意識して簡潔に伝えて下さい。
- 「いつ、だれが、どこで、何を、なぜ、どのように」の5W1Hを意識して伝える
- その内容に対してどのような感想を持ったかを伝える
このトレーニングにより話の要点を理解する力を養うことが出来ます。
繰り返しトレーニングすることで、単語や文法を自分なりに組み立てて、表現することが出来るようになるのでスピーキング力がかなり向上すると思います。
おすすめ教材とトレーニング具体的な方法
トレーニングにおすすめの教材
英語で聞いた内容をメモして他人に話すトレーニングで使用する教材は
- TOEIC L&R公式問題集
- TED
- VOA
TOEIC L&R公式問題集のリスニングパートは英語の文章だけでなく、日本語訳も載っているので使いやすいです。
TOEICの公式問題集を使う場合は、パート4がおすすめです。パート4は一人のナレーターがラジオ、告知、商品の問い合わせなどを行います。
登場人物が一人ですし、話の要点もはっきりしているので、トレーニングの題材とするのにおすすめです。
TEDは著名人の講演を動画配信しているものです。
TEDも英語の字幕付きでかつ日本語訳付きの動画もあります。TEDは講演風景を動画で視聴できるので、プレゼン資料などからも内容を理解することもできます。
VOA(Voice of America)はアメリカの国営放送の番組サイトで、国際ニュース、政治、経済など、内容が多岐にわたっています。
VOAではスペシャルイングリッシュと呼ばれるコーナーがあり、ニュース番組の内容が、簡単な単語と比較的やさしい文法を使って、通常よりもゆっくりとしたスピードで読み上げられるようになっています。
スマホのアプリもあるので、ぜひ活用してみて下さい。
具体的なトレーニング方法
教材を決めたら、一週間に一回のペースで良いのでトレーニングを行って下さい。
まず、一つトピックスを選びます。
選んだトピックスの音声を一度聞いて、要点をメモします。音声を聞きながら、単語や簡単なフレーズだけを拾っていきます。聞き終わったら、50文字程度を目標に要約した文章を作成してみて下さい。
最初の内はメモも完璧なものを目指す必要はありません。不十分でも全く問題ないので書いてみることを意識して下さい。
出来る限りメモは英語で取った方が好ましいですが、難しければ最初は日本語でも問題ありません。
続けて2回目を聞いてみます。1回目で分からなかった個所を中心に意識しながら聞いて下さい。
2回目で聞いても理解できなかった場合は、3回目、4回目と聞いて下さい。
出来るだけ最後まで日本語は読まないようにして、英語を聞いて理解することにします。
単語一つ一つといった細部を全て理解する必要はありません。
大切なことは話の論点が何で、どのような感想を持ったか?を分かりやすくまとめることです。
メモが完成したら、他の人に話してみましょう。聞いている人が理解しやすいように、5W1H と簡単な感想を加えて説明して下さい。
「周りに英語を聞いてくれる人なんていないよ」
そんな方は独り言のようにしゃべってみて、内容をスマホで録音してみることをおすすめします。客観的に自分の話している内容を聞くことで、発音や単語、文法が正しいかなど確認してみましょう。
「自分一人じゃ無理、外国人にチェックしてもらいたいなぁ」
そんな方には、オンライン英会話を使うこともおすすめします。
オンライン英会話の先生と仲良くなって、レッスンの終わりに5分ほど時間をとってもらい、あなたが題材にした音声を共有します。
その後にあなたが取ったメモを読み上げ、単語や文法が正しく使われているかチェックしてもらってみて下さい。
オンライン英会話の先生も、同じカリキュラムばかりで指導しているので、少し変わった内容に対して興味を示すはずです。
おすすめのオンライン英会話は以下になります。是非参考にして下さい。
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ある程度メモを取ることになれてきたら、
- メモの内容をそのまま読み上げるのではなく、言い換え(パラフレーズ)してみる
- 自分なりの感想や意見を加えてみる
など少しづつ難易度を上げていくことが出来ます。
英語のスピーキング力を高める最強のメモ術-まとめ
英語のスピーキング力を向上させるためには、「会話をメモして内容を要約したメモを作成する」トレーニングをおすすめします。
初めて聞く内容や専門的な内容であっても、このトレーニングを積み重ねることで会話の要点を掴み、話す力が身に付きます。
メモをとりながら、構成を考える必要があるので、話す力と同時に書く力も身に付きます。
「話す」「書く」と言った能力を同時に磨くことで、相手の話している内容を理解し、発するスピーキング力が身に付きます。
トレーニングに慣れてきたら、パラフレーズなども駆使して、ボキャブラリーをどんどん増やしていきましょう。
なお「日常英会話すら全く英語が話せない」という方は、教材を使って瞬間英作文や基礎フレーズの学習を実践するところから開始して下さい。
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