そんな疑問や悩みについて「英語学習で睡眠時間は削るな!3つの方法で効率アップ」という記事を書いてみました。
結論、睡眠時間を削って寝不足の状態になると英語学習の効率が落ちます。出来る限り睡眠時間を削って学習時間を確保するのは避けて下さい。
睡眠時間を削ると、脳が休まらないため集中力が落ちてしまい、学習の効率が下がってしまいます。
英語学習を始める前の睡眠時間がベストと考えるのであれば、その時間を減らすこと無く学習時間を確保して下さい。
学習時間の確保は、一日のスケジュールを書き下して無駄に過ごしている時間が無いか?もっと仕事の進め方を効率化が出来ないか?などの観点で見直して下さい。
通勤や休憩時間などのスキマ時間を有効に使うのも効果的です。
睡眠時間を削って学習時間を確保するのは最後の選択肢です。
英語学習で睡眠時間は削るとダメな理由を解説
寝不足になると脳が休まらない
本気で英語の習得を目指す場合、1日3時間程度の学習時間を確保する必要があります。
ある程度学習時間をかけないと英語力は伸びません。ダラダラと学習していると成長を感じることが出来ず、モチベーションを維持させることが出来なくなります。
とは言え、毎日忙しい中、学習時間を確保することは簡単ではありません。
「そうだ!寝る時間を削れば学習時間が確保できるぞ!」
手っ取り早く時間を確保する方法は、睡眠時間を削ることです。
1日7時間寝ていたところを4時間にすれば、3時間の学習時間を確保したことになりますからね。
睡眠時間を削り寝不足の状態になると、脳が休むことが出来ず、睡眠中の脳内の情報整理が出来なくなってしまいます。
結果、集中力が落ちて学習の効率を下げることになります。
「睡眠時間を削って、寝不足になってまで英語の勉強を頑張っている俺ってかっこいい!」
一生懸命努力する姿勢は間違っていません。
しかし、効率の悪い勉強をすることは正しくはありません。仕事やプライベートなど普段の生活に支障が出てくようでは尚更です。
寝不足になるくらいなら、学習時間を短くしてしっかり寝た方が勉強の効率は良くなります。
ベストな睡眠時間は7時間
「しっかり寝るっていっても何時間寝れば良いの?」
一般的に「成人の理想の睡眠時間は8時間」など言われることがあります。
北海道大学の玉腰暁子教授らの「睡眠時間と死亡との関係」をまとめた研究結果では、
- 死亡率が最も低いのは男女ともに7時間のグループ
- 死亡率が高いのは4時間未満と10時間以上のグループ
と報告されています。このことから「1日7時間の睡眠がベスト」と言えます。
4時間未満と短い睡眠時間では成長ホルモンの分泌が抑制され、免疫力が低下するためだそうです。
10時間以上の場合は、眠りが浅くなり睡眠の質が落ちてしまうことが考えられているそうです。
「7時間必要ってことなら、帰宅してすぐに3時間寝て、勉強した後に4時間寝ても良いの?」
睡眠時間を分けてしまうと睡眠のリズムが崩れてしまい、睡眠の質が下がってしまうので連続して7時間寝るようにして下さい。
良い睡眠を確保する方法を紹介
7時間の睡眠は出来るだけ質を上げたいですよね?ここでは睡眠の質を上げる方法をいくつか紹介します。
入浴のタイミングを最適化する
就寝の90分前にお風呂に入ることが良い睡眠をとるためには重要です。
良い睡眠をとるためには「睡眠のスイッチ」を入れてやる必要があります。
睡眠のスイッチを入れるには皮膚表面の温度と体の内部の温度(深部温度)の差を縮めることが効果的であると言われています。
子供が寝る前に体が温かくなるのは、体の内部の温度を皮膚表面から放出しているからです。
自然にこの状態になればよいのですが、皮膚表面の温度は、氷を触ったりカイロに触れたりすることで簡単に変わる一方で、深部温度は簡単には変わりません。
われわれ人間は「恒温動物」であるため、体の中の温度は一定に保とうとするからです。
お風呂に入ると皮膚表面の温度だけでなく、深部温度も上がります。
ポイントは深部温度も上がるということで、深部温度は上がった分だけ下がる特徴があります。
このようにお風呂に入って計画的に深部温度を上げれば、就寝時の深部温度が下がり熟睡につながります。
90分と言うのは、上がった深部温度がもとに戻るまでの時間です。入浴のタイミングとして就寝前90分が最適であると言われる理由です。
光の調整をする
寝るギリギリ前までスマホの画面を見ていないでしょうか?
・・・私は見てしまっていますw
スマホの画面が強い光になっていると交感神経が優位になってしまい、目がさえてなかなか寝付けなくなってしまいます。
部屋が明るすぎても同様に寝付けなくなります。
スマホは見ないに越したことは無いのですが、寝る前には画面の明るさを落としたり、ナイトモードに設定してください。
出来るだけ刺激を少なくすることがポイントです。
部屋の明かりも間接照明を取り入れるなど、柔らかい色で演出して下さい。
就寝前にはリラックスする
「今日これが出来なかった。明日あれをしなければならない。」
仕事に対して真面目な方ほど、寝る直前まで仕事のことが頭から離れないと思います。
前向きに今日の反省や明日の準備を考えているのであれば、それで良いと思います。
精神的なストレスになるようでしたら、睡眠の質を落としてしまいます。
趣味や運動で気持ちを切り替えてリラックスしてみて下さい。
好きな音楽を聴くこともおすすめです。YouTubeなどで「リラックス 音楽」などと検索すれば、色々とリラックス効果のある音楽を聴くことができます。
私は洋楽のR&Bが好きで、就寝前に聴いて寝るようにしていました。
学習時間を確保するには睡眠時間では無く無駄な時間を削ろう
「睡眠時間の確保が大切な理由は分かったけど、学習時間はどうやって確保しようか?」
学習時間を捻出するためには、一日のスケジュール表を書き出してあなたの行動を「見える化」することです。
その中にダラダラと過ごしている時間が無いか、見直してみてください。
仕事も同じです、1時間かかっている仕事のやり方を見直して30分に出来ないか、常に考えて英語の学習時間を捻出して下さい。
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「そこまでしてやるの!?」
私の周りでもそうでしたが、英語が出来る人は決まって仕事が出来る人が多いです。
- 仕事をテキパキとこなし、定時過ぎたらさっさと帰宅する。
- 成果をしっかり出して新しいアイデアも出す。
いわゆる「デキる人」が英語も出来ていましたね。
「私もデキる人だ!」と言いたいところですが、最初は全くデキない人でした。
英語学習のやり方が分かり成果が出るようになると、不思議と仕事もスムーズになった記憶があります。
おそらく、時間管理術や効率的な進め方が英語学習を通して身についたからだと思います。
英語学習の時間確保にはスキマ時間も有効に活用して下さい。
スキマ時間というのは30分以下の
- 通勤時間
- 仕事の休憩時間や待ち時間
- 入浴の時間
などです。
スキマ時間だけで英語が出来るようにはなりませんが
スキマ時間を復習や小テストの時間に充てると、知識の定着が飛躍的に伸びます。
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英語学習で睡眠時間は削るな!3つの方法で効率アップ-まとめ
英語学習に一生懸命取り組むことは大切ですが、睡眠時間を削って寝不足のなか勉強するのは効率を落とすだけです。
1日7時間は睡眠の時間を確保して、仕事やプライベート、英語学習もベストの状態で取り組むようにして下さい。
7時間の睡眠を良質な睡眠にするために
- お風呂に入る時間を最適化する
- スマホや部屋の明かりを落として刺激を減らす
- ストレスを無くしリラックスして就寝する
の3点を心がけて下さい。
睡眠時間を削らずに、仕事やプライベートの無駄な時間を削減して勉強に当てるように心がけましょう。
スキマ時間を積極的に活用することもおすすめです。
しっかり睡眠を取って心身ともに充実した状態で英語学習に取り組んで下さいね。