「TOEIC730点を取得して英語の中級レベルに仲間入りしたいけど、最短で取得出来る効果的な勉強法って無いかな?」
そんな悩みに対して「TOEIC730点を取得する効果的な勉強方法」という記事を書いてみました。
結論、TOEIC730点を取得するには、
- 基礎力の徹底
- リスニングパートに特化した学習
の2点に学習時間の70%を割いて、徹底的に集中しましょう。
残りの30%でリーディングの学習を行います。
TOEIC500点を目指すときよりも、よりTOEICスコア取得に特化した勉強方法になります。
あなたが今TOEIC500点を取得出来ていなくても、今回紹介する勉強方法を身につければ、1日3時間の勉強をすれば、3カ月~半年で達成可能です。
TOEIC730点を取得する効果的な勉強方法を教えます
TOEIC730点の英語レベル
TOEICの公式HPでは以下の表のようにスコア別にレベル分けがされています。
730点を取得した場合レベルBにランク分けされ、「どんな状況でも適切なコミュニケーションが出来る素地を備えている」になります。
レベル | TOEICスコア | 評価(ガイドライン) |
A | 860 | Non-nativeとして十分なコミュニケーションが出来る |
B | 730 | どんな状況でも適切なコミュニケーションが出来る素地を備えている |
C | 470 | 日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では業務上コミュニケーションが出来る |
D | 220 | 通常会話で最低限のコミュニケーションが出来る |
E | コミュニケーションが出来るに至っていない |
TOEIC730点を取得すれば、少なくとも周りから「英会話ができる人」「英会話ができる能力が備わっている人」として見られます。
いよいよ、「英語ができる人」の仲間入りができるレベルになります。
TOEIC730点を取得することで得られるメリット
英語ができる人の仲間入りをした場合に受けられるメリットとして以下の様なものがあげられます。
- 仕事の幅が広がり、社内昇進につながる
- 留学や海外赴任することができる
- 就職や転職の時に有利になる
TOEIC730点を取得すれば、社内でも英語を使った業務に携わることが出来る人材として認められます。
海外の取引先とのプロジェクトに参画し、会議やメールの対応、英文資料の作成などの出番が来るかもしれません。
海外からのエンジニアから直接技術を教わることもあるでしょうし、英語の論文や特許の執筆も対応することになるかもしれません。
「なんだかちょっと大変そうだな 汗」
確かにそうかもしれませんが、あなたの会社が英語にあまり力を入れていないとしたら社内で英語を使った仕事ができる貴重な存在になれます。
新しい仕事をどんどん任されて、社内昇進につながることでしょう。
海外に行く機会も増えてくると思います。
例えば、私のように留学するチャンスが得られるかもしれませんし、海外赴任の機会を得ることがあり得ます。
超有名な総合商社の社員でも海外赴任者に求めるTOEICスコアは730点としているところが多いです。
730点を取得すれば世界中を相手にビジネスを展開している総合商社の海外赴任者レベルの英語力と言うことになります。
もちろん、就職や転職にも有利になります。
TOEICを運営する一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会によると、2019年度の新入社員のTOEIC平均スコアは488点(L:271点、R:217点)で、内定者の平均スコアは547点(L:293点、R:255点)となっています。
同じく2019年度の企業・団体のTOEIC平均スコアは497点(L:277点、R:220点)となっています。
この結果を見て分かるように、730点は平均スコアよりも200点以上上回っており、「英語のできる人」と見られることが分かります。
あなたを採用する会社も、TOEIC:730点という履歴書を見ると即戦力の英語人材として認められ採用に有利に働くことでしょう。
ちなみに、会社の役職の平均スコアは
- 課長の平均スコア:506点
- 部長の平均スコア:531点
- 役員の平均スコア:539点
だそうです。730点取得すれば、会社のどの管理職の平均スコア以上になれます。
僅か3カ月から半年程度の学習でこのレベルまで行くことが可能です。
730点取得すれば、必ずあなたの環境が大きく変わりますし、自ら変えるだけの力が備わります。
TOEIC730点を取得する勉強方法は基礎力を意識しよう
基礎力を徹底的に身につける
まずは英語の基礎力を徹底的に身につけましょう。
特に500点にも満たない方は、発音、文法、単語、リスニングなどの基礎力が不足している可能性が高いです。
1日3時間の学習を掛けても3カ月から半年と幅があるのは、基礎力が備わっているかどうかに関係しています。
発音なら子音や母音の発音、音の変化、プロソディなどと聞いて不安がある方は「英語耳」などを活用して、一度復習しましょう。
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文法や単語についても同様です。TOEICの問題集を少し解いてみて文法解説の意味が分からない、単語が全く分からないという方は問題集を解くのは時期尚早です。
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最低2ヶ月かけて徹底的に基礎学習を行います。
リスニング試験を徹底的に攻略する
2ヶ月間基礎学習を行ったら、TOEIC公式問題集のリスニング試験を徹底攻略していきます。
730点を目指すのであれば、リスニング7、リーディング3の割合で試験対策をして下さい。
問題を解き終わったら、リスニング試験のパート1、2については問題文も選択肢もすべてディクテーションを行って下さい。全ての英文を完全に書き取れるようになるまで行って下さい。
書き取れるようになったら、音読→シャドーイングの順で行って下さい。
500点までなら、音読とシャドーイングだけで十分ですが、730点を目指すのであれば、リスニング試験を「徹底して攻略する」必要があるので、ディクテーションで細部まで丁寧に聞き取る訓練を行います。
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730点を目指す上では、ある程度問題量をこなす必要があるので、公式問題集は2冊購入して下さい。
加えて、市販の良質な問題集も購入して解くようにしましょう。
私はアルクの「TOEIC® LISTENING AND READING TEST 完全攻略700点コース」
という通信教材を受講していたので、良質な問題に多く触れることが出来ました。
更に余裕があれば、アルクの「ヒアリングマラソン」などで普段から大量の英語に触れるようにしましょう。
正直、TOEICのリスニング試験の音源ばかり聞いていると勉強に飽きてきます。1カ月程度なら良いですが、それ以上になると他の音源も聞きたくなります。
TOEICの勉強は自宅やカフェなど席に座って落ち着いて学習可能な環境で解き、通勤や通学の時間を利用してヒアリングマラソンの音源を聞くことがおすすめです。
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通信料を気にしないのであれば、海外ドラマを視聴することもおススメですね。
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いづれにしても、基礎力を身につけたらTOEICのリスニング試験を徹底的に攻略すべく学習に取り組んでください。
リーディング試験の対策
リーディング試験の対策は公式問題集を使ってパート5の文法問題、パート7の長文問題を集中的に解いて下さい。
パート5では品詞や時制を問うような比較的簡単な文法問題が多く出題されることに気がつくと思います。
まずは、語彙力を問う問題では無く品詞を問う問題の正答率を上げることにフォーカスしましょう。
語彙問題は公式問題集で出題された単語はしっかりと復習して覚えるようにしてください。
ただし、分からなかったからと言って、「TOEIC900点対応」などのハイレベルな単語帳で単語を覚える必要はありません。800点以上を目指す場合の時だけで結構です。
次にパート7の長文対策を行います。解く順番はまず始めに後半に出題される複文の問題から解くようにしましょう。
ダブルパッセージやトリプルパッセージの問題は一見すると文章量が多く、負荷が高く感じますが一気に5問回答することが出来るので効率が良いです。
また、試験の後半に複文を読むと相当負荷がかかります。パート7に移ったら最初に解くようにしましょう。
後半の複文を解いたら、パート7の最初の単文から解いていきます。
既に複文を解き終わっているので、気持ち的にもリラックスして解くことが出来ます。
「パート6はやらなくて良いの?」
パート6の学習は最後で大丈夫です。パート6はパート5の文法問題とパート7の長文読解問題の合わせ技の様な内容なので、パート6に特化した学習を行う必要はありません。
学習の優先順位としては
- リスニング試験対策
- パート5の文法問題
- パート7の複文読解
の順でこの後にパート5の語彙問題やパート6が続きます。
繰り返しになりますが、730点を取得するにはリスニング7、リーディング3の割合でリスニング対策に重きを置いた学習を行ってください。
TOEIC730点取得を加速させるツールを紹介します
テキストや通信教材を使って730点を取得する勉強方法を紹介しました。
更に730点取得に向け学習を加速させるツールを紹介します。
スマホアプリを使ってスキマ時間に問題を解く
スマホアプリでも特におすすめなのが、
「スタディサプリTOEIC®L&RTEST対策コース」です。
私も半年以上使い続けた経験がありますが、良質な問題が数多く用意されています。
特に動画講義を担当される関先生の解説動画が抜群に理解しやすいです。
関先生ご自身おTOEICは何度も受験し、満点を取得されている先生です。
無駄なことは一切教えず、TOEICでハイスコアを取るために必要な知識や技術を問題の解説と共に教えてくれます。
また「スタディサプリTOEIC®L&RTEST対策コース」には
- スコア別に単語を学ぶことができるTEPPAN英単語
- 文法を分かりやすく教えてくれるパーフェクト講義-英文法編
- パート7の複文読解
など英単語や英文法学習に特化したメニューも用意されています。
正にオールインワンで学ぶことが可能なおすすめのアプリです。
会社の休憩時間、通勤時間などスキマ時間を活用して取り組むことが可能です。
TOEICに特化したマンツーマン指導を活用する学習
「TOEIC730点取得の方法は分かったけど時間が無いんだよ~」
「独学で勉強するとどうしても行き詰って長続きしない。」
そんな人におすすめなのが、マンツーマン指導を活用した学習です。
費用はそれなりにかかりますが、間違いなく必ず成果が出ます。
筋トレのマンツーマン指導の「ライザップ」はCMでも流れていますし、ご存知の方も多いと思います。
英語学習にもマンツーマン指導をしてくれる教室があります。
ライザップのように「結果にコミットする」と宣伝している通り、本当にあなたの目的・目標を達成するために徹底的に英語学習の指導をしてくれます。
駅前留学の様な受け身の授業では無く、あなたが独学で英語学習を効率よく進めれるように徹底的にサポートしてくれます。
勉強の仕方という手法だけでなく、続けるためのモチベーションアップや集中のコツなども徹底して指導してくれます。
- 目的達成まで本当に時間が無く、一から自分にあった学習計画をいちいち立てていられない
- 英語学習のやり方は分かるけど仕事が忙しすぎて何度も挫折した
そんな方には間違いなくおすすめのツールです。
TOEIC730点を取得する効果的な勉強方法-まとめ
TOEIC730点を取得するには、リスニング試験対策を7、リーディング試験対策を3の割合で学習しましょう。
発音、文法、単語、リスニングなどの基礎力が不十分だと思ったら、最初の2ヶ月は徹底して基礎力を鍛えましょう。
基礎力が身についたら、TOEIC公式問題集や市販のTOEIC教材を購入して、リスニング試験対策を徹底して行います。
730点を目指す上で、リーディング試験対策は文法問題や長文読解といった点数が取れるところを中心対策します。
スキマ時間を有効に活用したい方はスマホアプリの「スタディサプリTOEIC®L&RTEST対策コース」をおすすめします。
それでもなかなか取り組めない方、長続きしない方はマンツーマン指導の英語教室に通うことをおすすめします。
費用はかかりますが、必ず結果にコミットしてくれます。
TOEIC730点を取得して、ぜひあなたの活動の幅を広げて下さい。周りと大きく差が付き、英語ができる優秀な人材として評価されるようになりますよ!