「TOEICの勉強を頑張っているのにいつまで経ってもスコアが伸びない」
「TOEICの問題集を解いているのに、なんでスコアが伸びないのだろう?」
そんな悩みや疑問に対して、「初心者向けにスコアが伸びないTOEIC勉強法」について伝えていきます。
結論、英語初心者は以下に記すTOEIC対策を行っているといつまでもスコアが伸びません!
- 基礎学習をせずTOEICの参考書だけで勉強している
- 解説をまともに理解せず解き進める
- 復習せずに新しい問題を解きまくる
- 次から次へと参考書を買いまくる
- テクニックを探し続ける
今あなたがTOEICの勉強を始めていて、どれか一つでも当てはまっているのであれば今すぐ改善する必要があります。
このままでは絶対にスコアが伸びません。
私はTOEICの勉強を開始したばかりの頃は、上記のすべてに当てはまっていました。。
その結果、全くスコアが伸びず
「自分には英語の才能が無い」
と決めつけていました。
基礎学習の大切さに気付き、一つの問題集を徹底的に勉強してしっかり復習することで、テクニックなどに頼らずとも900点を超えるスコアを獲得しました。
あなたがTOEIC勉強法に悩んでいたら、ぜひ参考にして下さい!
スコアが伸びないTOEIC勉強法①-基礎学習をせずTOEICの参考書だけで勉強している
「TOEICの勉強を始めよう!」
そう決心して、最初にとる行動はTOEIC参考書を購入するとだと思います。
そもそもTOEICでどんな問題が出題されるか分からない場合、参考書を買って試しに解いてみることは間違っていません。
ただ、参考書を解き進めると分かりますが英語初心者のうちはリスニングやリーディングの問題をなんとなく感覚で解いていると思います。
例えばリスニングなら
「こんな単語が聞こえた!」
「こんな感じのテーマについて話しているように聞こえる」
同じくリーディングでも
「ここに当てはまるのはこの単語じゃないかな」
「この長文はこんな感じの話題かな」
選択問題のTOEICでは感覚で解いても正解することもあります。
その状態で「英語が出来る!TOEICが解ける!」そんな気になっていては、今後スコアは伸びません。
感覚で問題を解いているということは、基礎力が全く出来ていない状態なのです。
正確に聞き取って回答している訳でも無ければ、正確に文法や単語を理解して回答を選択している訳でもありません。当てずっぽうの状態だとちょっと出題の内容が変わるだけで対応出来なくなり、応用できなくなります。
いつまで経っても成長することが無く、スコアも上がりません。
TOEIC参考書でどのような問題が出題されるか確認した後は、発音、文法、単語、リスニングなど基礎力を身につける勉強から取り組んで下さい
スコアが伸びないTOEIC勉強法②-解説をまともに理解せず解き進める
基礎力を固めて、公式問題集などの参考書で実際の出題形式の勉強を進めているとき、あなたは解説をしっかり読んでいるしょうか?
「解説は一通り目を通しているよ!」
解説の内容を全て理解出来ているでしょうか?もしあなたが、解説文の内容を理解できない箇所があるようであれば、それはまだ基礎力が不十分であると言わざるを得ません。
特に文法問題や長文読解問題などリーディングパートでは解説が簡略化されていることが多いです。
簡略化された解説を読んで、なんとなく理解した“つもり”になっていてはその問題を理解したことにはなりません。
謙虚な姿勢になって少しでも分からなければ、文法書などに戻り腹落ちするまで徹底的に理解するクセを身につけて下さい。
スコアが伸びないTOEIC勉強法③-復習せずに新しい問題を解きまくる
参考書で一度解いた問題を改めて解くことはあるでしょうか?特に間違えた問題はいかがでしょうか?
「一度解いた問題なんて答えを覚えちゃっているから解きなおすことなんて意味無いよ!」
TOEICは3つもしくは4つの選択肢から回答を選ぶ形式です。一度解いた問題を解きなおすと回答を覚えてしまっていることがあります。
だからと言って次々に新しい問題を解いていくアプローチはおすすめしません。
回答を覚えていても良いので、必ず同じ問題を何度も解くように心がけて下さい。
その時、例えば正解がAの選択肢であったとして、Aであることを覚えていたとしても、なぜAなのかを「人に説明できるくらい理解」して回答できるようにしましょう。
人に説明できないレベルの理解では、ただの答えの暗記になりあなた自身が何の成長もしていないことになります。
このレベルまで理解しないと、毎回同じ形式の問題で間違っていることに気が付きます。
答えを暗記していたとしても、その答えの解説を人に説明できないのであれば、理解できていない・正解が分かっていないのと同じと考える、愚直に理解するように努めましょう。
スコアが伸びないTOEIC勉強法④-次から次へと参考書を買いまくる
書店やAmazonで調べると分かりますがTOEICの参考書は本当にたくさんの数が出版されています。
どれも魅力的なタイトルの書籍ばかりです。
「○○スピードマスター!一冊で完結!必ず出る!」などなど
どの参考書もTOEIC指導の専門家やTOEIC満点ホルダーの方が徹底的に出題傾向を分析してまとめた書籍なので、内容は申し分ないです。
問題なのは1冊もやり切らないまま、次から次へと参考書をとっかえひっかえして購入していることです。
「やり切らないまま」というのは単に最後まで解いていないと言うことでは無く、最後まで解いたとしても上でも書いたように、
- 解説をまともに理解しない
- 同じ問題を解きなおさない
という状態でも同じことです。
要はその参考書をあなた自身がモノにしていない状態です。
著者が変わると問題の解説の仕方が変わり、分かりやすかったり分かりにくかったりするのは事実です。
だからと言って、あれこれと変えていては一向にスコアは伸びません。
Amazonのレビューや書店での立ち読みを利用して、あなたに合いそうな参考書を見つけたらまずは徹底的に理解し、その一冊をモノにするようにしましょう。
繰り返しになりますが、それでも解説の意味が分からない場合は基礎力が出来ていない証拠なので、焦らず文法書や発音、単語の学習に戻って下さい。このアプローチが一番の近道です。
スコアが伸びないTOEIC勉強法⑤-テクニックを探し続ける
「数カ月や1年程度で800点や900点を取得した人は特別なテクニックを知っているに違いない」
そんな風に考えて、テクニックを探し続けていないでしょうか?
私は探し続けていました(笑)
「Whyから始まる問題の場合、Becauseから始まる選択肢は間違いに違いない」「問題文と選択肢で同じ単語が使われていると、その選択肢は選んではいけない」
などなど。
確かに使えるものもあります。しかし以前に比べて最近はテクニックが使えなくなってきている気がします。
普通にWhyで始まる問題でもBecauseから始まる選択肢が正解であったりします。
当然と言えば当然ですよね。
普通の英会話のシーンを考えてWhyで聞かれてBecauseから始まる答えをする場合もあれば、そもそも前提が違うからBecauseでは無くBasicallyやActuallyを文頭に持ってきて答えることもあります。
私もTOEIC900点を超えるようになり分かりましたが、ハイスコア取得にはテクニックは必要ないということです。
大切なことはテクニックを覚えることでは無く、単純に何を聞かれていて何を答えるのが良いのかを選択できる英語力を身につけることですね。
いつまでもスコアが伸びないTOEIC勉強法-まとめ
TOEICの勉強をしていて以下に当てはまっている場合はすぐに取り組みの仕方を見直して下さい。
- 基礎学習をせずTOEICの参考書だけで勉強している
- 解説をまともに理解せず解き進める
- 復習せずに新しい問題を解きまくる
- 次から次へと参考書を買いまくる
- テクニックを探し続ける
私はすべてを経験してきましたが、何一つスコアアップに直結しませんでした。
大切なことは
- 始めに基礎力を養うこと
- 解説を徹底的に読み人に説明できるまで理解すること
- 一つの参考書を徹底的にものにすること
- テクニックは無い、あるのは英語力向上のみを理解すること
です。
今日から出来ることですし、取り組み方を変えるだけでスコアの上がり方も劇的に改善されます。
一度立ち止まって、今の勉強法を見直してみてください。